本当は誰かに見せたいんだろ

 クヌート・ハムスンの『ヴィクトリア』、アマゾンの欲しいものリストにずっと入れっぱなしにしておいたら、いつの間にか在庫切れになっていた。岩波書店のウェブサイトで確認してみたら品切れだってさ。ネット書店を見ていたら新品を取り扱っているところがいくつかあったけれど、どこも送料がかかる。送料が無料になるギリギリのラインを攻めて他の本もついでに買おうと思って、何を買うか2時間頭を悩ませたけれど、結局何も買わなかった。私がこうして悩んでいるうちに読みたい本はどんどん重版未定の品切れになっていくのだと思うと、やるせない。欲しいと思ったらすぐに買わないと手遅れになるかもしれないというのは分かっていても、中々それをする余裕というのがない。趣味は、おもしろくない(この「おもしろくない」というのは、退屈で不愉快ということ)人生を彩ってくれるし、趣味が生き甲斐という人もいるけれど、私に関して言えば趣味は全くお金を必要としない範囲内でやるべき。少なくとも今年はもう生活以外にお金は使わないことにしよう。でもダイヤのAの新刊だけは買いたいな。
 夜はだめだね。どんどん嫌なことが溢れてくる。楽しいことを考えても、それってただの妄想じゃん。現実じゃないから余計悲しい。私はこれからも色々な人をバットで殴りながら生きていくのだろう。もう、どうでもいいんだ。全然どうでもよくないけれど、どうでもいいことにしてとりあえず今は終わらせなければ、眠れないから。